熊本県は全国でもハウス栽培が盛んな地域ですが、近年燃料油の高騰を中心に、肥料価格や輸送コストの上昇など、経営を圧迫する要因が重なり、農家にとって大変厳しい状況になっています。
カムバックシステムでは、燃料コスト削減の切り札として、省エネヒートポンプエアコンをご提案しています。
このたび山鹿市の福島様に、県内で初めてハウス栽培向けダイキンヒートポンプエアコンを導入していただきました。福島様のご厚意で取材させていただきました。

福島洋四郎様ご夫妻は、熊本県山鹿市鹿本町で1,600㎡のハウス3棟を使ってメロン栽培を営まれています。

冬場はA重油を使ったボイラーによりハウス内の温度管理をされていますが、原油価格高騰の影響で年間の燃料代が300万円かかるようになりました。

もともと有機肥料を使った土作りや磁気活性水を使った地下水の使用などこだわりをもったメロン作りを続けてこられましたが、ハウス内の温度管理は苗の発育や糖度に直接影響があるので特に気を遣っておられるそうです。
そんな福島様にヒートポンプ導入のご提案をしたのは暑さが厳しくなった7月でした。現地で栽培状況や燃料コストなどを教えていただき、我々もハウス栽培農家の厳しい状況をつぶさに感じることができました。
後日、実際のハウスの規模や設備、お教えいただいた情報を数値化してヒートポンプ導入時の重油消費量・消費電力量の試算表を作成しご検討いただきました。
↑ 図をクリックすると拡大します今回は、導入台数ごとのランニングコストとCO2排出料を比較検討すると、ヒートポンプエアコン2台の場合がもっとも投資効果の高い数値と予想されます。年間300万円の費用を100万円以上節約できそうです。
ヒートポンプエアコン2台と別注の吹出しダクトおよび工事費を合わせた見積書を提出し、6年リースでのご契約をいただきました。
年間50万円程度の出費ですが燃料費の節約分を考えると十分に導入メリットがあるとのご判断をいただけたと思います。リース会社の与信もスムーズに進み、8月のお盆明けには商品や部材の手配を開始しました。


通常のエアコンと違って、室内ユニットには現場に合わせた台座と特製の吹出しダクトを取り付ける必要があります。特に今回は通常よりも強力な20m~30mの範囲まで風が届くオリジナルの吹出しダクトを制作することにしました。
商品手配から約一週間、特製ダクトも完成し、8月28日に設置工事を開始しました。今回の規模で通常は2日間の工事ですが、動力電源がらみの追加工事で3日間かけて設置と試運転が完了しました。


納品後はハウス栽培農家のお仲間や、県の担当者の方など多くの方々が見学にいらっしゃいました。関係する皆様方のヒートポンプに寄せる熱い期待を感じることができました。
福島様も9月下旬から苗の植え付けがはじまり、お忙しくなるのですが、既存の重油ボイラーとの併用でどれだけコスト削減できるか今から楽しみにしていらっしゃいます。今回は3棟のハウスのうち1棟のみ導入でしたが、結果を見て他のハウスもご検討されるそうです。
我々も福島様のご協力をいただきながらデータをとらせていただきます。このサイトでも結果を掲載する予定ですのでどうぞお楽しみに。